Galileo Galilei の終了に寄せて
今日は2016年10月14日(金)
去る2016年10月11日(火)
私の人生の中で(そんなに長いこと生きているわけではないのですか)
一番愛を注いでいたバンド”Galileo Galilei”が最初で最後の日本武道館公演
”Galileo Galilei Last Live~車輪の軸~”にてそのバンド活動を終了させました。
私は平日ながら大学生の特権を使わせていただき、地方から参加させていただきました。
ライブを見た上で感じたこと、今まで”GG"のファンとして胸に抱いていたことを一度形にしたいと思ったのでわざわざブログを作りました。
そうでもしないと私は一生この余韻から抜け出すことなく残りの長い人生を生き抜かなければならない。
そう感じるほどに彼らの活動の終了という事実は私への(もちろん私だけではない)影響が大きかったのです。
ちなみに今このブログを書いている間ももちろんガリレオの音楽を聴いています。
と言いたいところですが私は今Mステを見ています。
星野源くんと岡崎体育くんが出演しているんだもん仕方ないよね。
体育くん歌詞忘れの演出すごくスベってるよ。
それでも私は体育くん好きだよ。
というわけで当初の目的の通り”GG”についてつらつらと書いていこうと思う。
彼らを語るうえで絶対に外してはいけないであろうこのイベントは、
中高生に人気のラジオ番組”SCHOOL OF LOCK!”
この番組から生まれた10代限定の夏フェス(その内情はほぼほぼ新人発掘コンテストなのだが)のことだ。
私はいわばこの番組のヘビーリスナーであった。(ですます調は面倒なので語尾を崩した。)
私が小学4か5年生の頃だったと思う。
5つ離れた兄と薄い壁一枚で隔てられたほぼ相部屋で生活をしていたころ、眠ろうとベットに向かうと、受験勉強に励む兄の部屋でほぼ毎日のように人の話し声が聞こえた。
それが”SCHOOL OF LOCK!”だ。
とても薄い壁だったのでラジオの内容はほとんど筒抜けで、この番組は兄の勉強のお供であるのと同時に、私の夜更かしのお供にもなった。
この番組にはのち高校卒業ひいては現在までお世話になるのだけれど、それはまた別のお話。
このSOLの企画”閃光ライオット”で私は”Galileo Galilei”を知った。
ラジオから流れてきたのは
”ハローグッバイ”
一瞬でピンときた。
イントロから漂う名曲感と歌詞の狂おしいまでの切なさに私は本能的にこの曲を好きになってしまった。
これが私と”GG”の出会いだ。
”このバンド優勝しねーかなー”とか勝手な願望を抱いていたのだが、
蓋を開けてみればまさかの優勝。
出来すぎたドラマかよ
それからしばらくしてミニアルバム”雨のちガリレオ”の発売
メジャーデビューと”ハマナスの花”の発売と本当にできすぎたストーリーだと思う。
しかし近所にCDショップがなかった私は見事この2枚をスルー
発売から2年後とかにやっと手にすることになる。
メジャーデビュー~パレードまでの私
前述したとおり”閃光ライオット”にて見事グランプリに輝いた”GG”はここから破竹の勢いでトップアーティストへの道を歩んでいくことになる。(実際はこうはいかなかったのだが)
CDの購入が出来なかった私は”SOL”とインターネットだけで彼らの動向を追っていた。
ゆえに初期のシングルのカップリング曲については正直言ってほとんど聞いたことがない。
シングルを買い始めたのは”青い栞”からなのでどうせラジオでも流れないしライブで演奏しないような曲なのだから聞かなくていいと思っていました。申し訳ありません。
インディーズレーベルから発売されたこのミニアルバム
私が手にしたのは発売から約2年後のことだ。
当時、確かこのアルバムを私はあまり好きではなかった気がする。
”PIXIE"や”ねるら村の感謝祭”の歌詞があまりあさましく感じ、自分の期待値を下回っていたように思う。
だけど、”GG”を好きになったきっかけである”ハローグッバイ”と”管制塔”
また、未来への思いを鳥に例えて歌った”Swallow”はとても好きな曲だよ。
”ハマナスの花”はメジャーデビュー一発目というのもあってか
キャッチ―な楽曲が目立つ。ただこのミニアルバム
1枚を通してほとんど同じことしか歌ってない
”未来は僕らの手の中にある”と”おれはでっかくなるんだ”
ということだけを書いていて少し退屈。
しかし当時中学2年生の私にはこの彼らの決意ともとれるこの曲たちに胸を熱くしていた。
好きな楽曲は”ロックスター”と”フリーダム”
パレード
メジャー1stフルアルバムのこの一枚。
この作品は何とかオンタイムで手にすることが出来た。
このアルバムは中学時代の私の一番のお気に入りです。
”夜の窓辺と四葉のクローバー”や”SIREN"の歌詞とか切なくてめっちゃ好きだし”稚内”とか普通にカッコいいって思う。フラッピーとかは2nd以降のGGの片鱗も微かに感じられる。
だけど、曲の良し悪しではなく、その向こうにあるリスナーの感情の部分で一番思い入れが強いかもしれない。
”僕から君へ”は勉強の励みになっていたし18歳の誕生日には”18”を聞くんだと16の頃には決めていたし今でも夏になるとやっぱり”夏空”を聴くし。
そういった生活の一部として寄り添ってくれた大切な1枚だ。
”青い栞”が発売された。これはもうただの名曲だ。
私は青い栞をいち早く聴くためだけに”あの花”の1話を録画した。(その後まんまと全話見て号泣することになる)
ここから3枚のシングルはのちのGGの活動に大きな影響を与えていくことになるのだけど、個人的にはこの3枚はリードトラックよりもカップリング曲こそ聴くべきだと思ってる。
”スワン”と”くそったれども”に関してはシングル曲以上にライブの定番になるほどの曲だった。
本当に歌詞が秀逸で惚れ惚れしてしまう。
そして満を持してリリースされた2ndアルバム”PORTAL”
これホントやばい
今でこそ名盤だって言われてるけど、当時青春ギターロックバンド的な売り出し方をされていた彼ら。
それが突然(シングルから予兆はあったのだが)海外のインディーロックへの影響丸出しで既存のイメージと180度異なる作品で勝負をしかけてきた。
そんなん誰でも最初は( ゚д゚)ってなるでしょ。
実際このアルバムを機に新規のインディーロック好きのファンがめっちゃ増えたし逆にギターロックを求めていたファンは一気に離れていった。
かくいう私は最初の頃は受け入れられなかったのだがアルバムをリピートしているうちに”このアルバムめっちゃよくね??”となり最後までGGを追いかけるようになった。
何より尾崎雄樹の描く世界観がシンセサイザーやもろもろの新しい楽器によって何十倍にも膨れ上がったように感じたのだ。
実際このアルバムの曲の歌詞は全部好きだ。
特に”Imaginaly Friends””Good Shoes””星を落とす””クジラの骨”がすごくいい。
物語調の歌詞の説得力が増したのがすごく聴いていて気持ちが良かった。
曲で好きなのは”Imagnaly Friends"、”Good Shoes”、”星を落とす”、”クジラの骨”かなあ。(シングルと前述の曲は除く)
Baby,it's cold outside
PORTAL発売から約一年後、デビュー当時からのメンバー岩井君(FOLKS) と野口君が脱退を発表。当時私はこの発表に対してそこまで驚いていなかったと思う。
グループで活動している限りみんながみんなずっと続けるなんて”BUMP OF CHIKEN”位だろうし。
まして岩井君はもともと自分のバンドを持っていてしかもフロントマンとして活躍していたというのだから。
そりゃ自分の曲を自分の声で歌いたくなっても仕方ない。
そういったひと騒動の数月後にリリースされたのがこの2ndミニアルバム”Baby~”だ。
正直二人もいなくなって曲どうなるんだと不安で仕方なかったのだが、
このアルバムめっちゃ好きです。
SOLのとーやま校長が「”リジ―”には懐かしい北海道の街並みのにおいがする」と言っていたのだが、まさにその通りで
”リジ―”ひいてはこのアルバム全体からどこか懐かしい空気感が漂っている。
それでいてどことなく投げやりな雰囲気、メンバーがやめていい意味で開き直ったのか”らしさ”が全開に発揮されていたように感じる。
ところがこの一枚既存のファンからの反応はいまいちだったらしい。
少しけだるげな感じがいいところなのになあ
長くなりすぎてこのままでは6000文字を超えそうになるので一度ここで区切らせてもらいます。
後半へ続く。